彩食絢美 会社概要
ビジネスのご案内 テーブルコーディネートマーケティング&フードビジネス会社概要お問合せ
頑張れ、桂島!

 ・<しおがま浦戸の牡蠣を
  世界へ!>プロジェクトについて
  new

 ・応援会員について
 new

 ・清功丸便り

 ・桂島との出会い


 ・牡蠣養殖お手伝い


スローフードと日本酒
 ・スローフードへのとりくみ
 ・日本酒の新い楽しみ方
手島麻記子の生活デザイン研究所
 ・心地よいヒト、モノ、コト
 ・食を楽しむおすすめグッズ
 HOME > 日本酒の新しい楽しみ方

Vol.8報告リリース

2011年3月5日(土)、6日(日)の2日間にわたって、日本酒と楽しむイタリアンの会VoL8を、宮城県塩竃市にて開催致しました。
豊かな自然と食文化、そしてその土地で生きる方々の温かさに触れ、また必ず訪れたいと願っていた矢先に、
このたびの東北地方太平洋沖地震が発生致しました。
私たちに今できることは何か、地震発生以来、当会としても、試行錯誤を重ねながら、少しでも現地のお役に立ちたいと願い、
小さな支援活動を行っています。
これほど素晴らしい酒文化、食文化を実際に現地を訪れ見聞きしてきた者として、塩竃をはじめ今回の地震で被災された地域が、
一日も早く、また豊かで独自の風土を取り戻して欲しいという思いを込め、あえてこの時期に、会の記録をここに報告申し上げますことをご理解頂きたく存知ます。
日本酒と楽しむイタリアンの会VOl.8
〜宮城県の銘酒“浦霞”蔵見学と塩竈の豊かな食探訪の旅〜

     
イベント名:<日本酒と楽しむイタリアンの会>Vol.8 テーマ 宮城県の銘酒“浦霞”蔵見学と塩竈の豊かな食探訪の旅
【開催日時】: 3月5日(土)・6日(日)
【開催場所】: 宮城県塩竈市  
          <蔵見学>:株式会社佐浦(浦霞 醸造元) <日本酒と楽しむイタリアンの会 会場>:ブレアマリーナ
【主な内容】:◆“浦霞”お蔵見学           
        ◆“浦霞”の日本酒と地元塩竈イタリアンを楽しむ夕べ           
        ◆塩竈水産物仲卸市場           
        ◆桂島見学・牡蠣棚視察
【主催】:日本酒と楽しむイタリアン推進実行委員会 事務局 轄ハ食絢美
【企画協力】:株式会社佐浦
◆宮城の銘酒“浦霞”お蔵見学◆

今回初の企画、東京から足を延ばしお伺いしたのは、本会の座長を務めて頂いている「浦霞」のお蔵です。
1724年に創業(享保9年)の“浦霞”は、時代は徳川幕府8代将軍・徳川吉宗の時代に遡る老舗のお蔵で、今年で創業287年を迎えられます。そんな日本を代表する銘酒蔵13代目当主・佐浦弘一社長のご挨拶で本会がスタートいたしました。

(13代目浦霞当主佐浦弘一社長)
(事務所2Fの広間)


法蓮寺由来の向拝を移築して作られた、
威風堂々たる玄関口に迎え入れて頂き
事務所の2階でまずはお蔵の歴史・酒造りについて
佐浦社長のお話しを伺いました。
佐浦家の酒造りの歴史は、鹽竈神社の御神酒
酒屋として酒を醸した事に始まっているとの
こと。仙台の海の玄関口として重要な港町の
塩竈は、海上交通の要として大いに発展した
街で、“浦霞”のお蔵は、現在佐浦社長が
13代目の当主となります。
また、続いて鈴木杜氏もご挨拶してくださり、
この後は、伝統と歴史溢れるお蔵内の見学が
いよいよスタートです。

(本社蔵杜氏 鈴木智氏)
笑顔がにこやかな鈴木杜氏。 鈴木杜氏は、地元出身者で ありながら、南部杜氏として県外認定者初となる称号を取得された (通常は県外の人は取得出来ない) すごい方です。

<法蓮寺の向拝を移築した玄関口>
事務所正面玄関は 江戸時代、鹽竈神社の別当寺 として勢力を誇った法蓮寺由来の 向拝を移築・復元したもの。
宮大工の丁寧な仕事・装飾が 随所に見られます。

(今回蔵見学に参加して下さった皆様)
事務所玄関前で記念撮影です
黒くどっしりとした重みがある 石質の稲井石は石目が美しく滑らかでキメが細やかな特徴玄関前をこのしっかりとした
稲井石が敷かれています。
<稲井石で作られた敷石>
蔵へ入る入口の暖簾には、
佐浦家代々の家紋「丸に違い丁字」。
「丁字」は、海外渡来の高価な珍重物であるとともに、
仏教においては宝物の一種であり、瑞祥的な意味もある縁起の良いものとしても知られています。
貿易が盛んだった港町ならではの家紋です。


暖簾をくぐると、蔵へ続く小路が。
一気に時代がタイムスリップ
したような、趣のある雰囲気が続きます。

こちらの敷石も、玄関口同様の「稲井石」。
お蔵の入口には酒林(杉玉)が。
江戸時代初期に現れた酒屋の目印で
青々とした酒林は「今年も新酒が出来ました」
という酒蔵から近所の人々への
お知らせ(サイン)でもあります。

<酒林(杉玉)>

(浸漬箱)
1箱に約90キログラム入る。

最初にお邪魔したのは、“文庫蔵”の洗米・浸漬所。
ぬかを洗い流した後、精米歩合・米の堅さ・水温などにより
吸水時間を変化させるとのこと。
特筆すべきは、こだわりの“竹ざる”を使う事。

40%の精米となると、米がくだけやすくなるので
金属ザルのステンレスにあたるより竹ざるの方が
ソフトで米もくだけにくくなる。くだけた形で麹に入ると
雑味が多くなるという事もあるようです。

(蒸し器)奥が1500キログラム・手前が2300キログラム
(1日3杯ご飯を食べても30年分ある量!)
約60分間蒸気で蒸し、放冷へ。
仕込みは朝4時に始まります。
放冷は冬の冷たい朝の空気でさらすのが良いのだとか。

(麹室)種麹を植え付け、温度管理。
現在はセンサーがついているが、むろの中は30℃
蔵人は泊りがけで管理する事もあるとの事でした。
ちなみに、この時期に納豆は一切食べられず、
手は勿論爪の中まで丁寧に洗い、他の菌がつかないように
徹底管理するとの事です。

まさに真剣勝負の酒造りの現場
(浦霞様ホームページより)

麹は味の風味を決めるだけではなく
酵母の働きに影響を与える大事なもの。

(享保蔵)江戸末期から明治初期に建てられた
伝統の風格と趣を兼ね備えた立派な土蔵です。


(ふな掛け)熟成したもろみを清酒と酒粕に分離する。
そしていよいよ、まさに酒造りの心臓部・仕込み蔵。

ぶくぶくと酒母が活動している状態。

2階から見た、象徴的な仕込みタンク。


こちらは、2004年に創業280周年を記念し復活した、
昔ながらの伝統的な手法の木桶仕込み。
その名も“貳百八拾號(にひゃくはちじゅうごう)
杉材の樽に上部のこげ茶の部分には柿渋を塗り
耐久性や防腐の効果を持たせています。
<利き酒タイム>
蔵内の見学の最後は、3種類の銘柄を利き酒をさせて頂きました。
  
 (生一本 特別純米酒 浦霞) (蔵の華 浦霞 純米吟醸)※県内限定酒 (大吟醸 生 浦霞)※非売品
  
             


 
利き酒タイムの後は1Fの店舗にて、
日本酒をはじめ酒器や小物などのお買い物を楽しみました。

◆“浦霞”の日本酒と塩竈イタリアンを楽しむ夕べ◆

会場は塩竈マリンゲート内にある
人気イタリア店 “Blair Marina(ブレアマリーナ)”


窓から海が見える眺めの良いレストランで
浦霞の日本酒と地元・塩竈のイタリアンの会が始まりです。
 
<当日のMENU一覧> 乾杯用お酒 “浦霞大吟醸” をはじめ、日本酒全6銘柄と11種類のイタリア料理の数々。
この季節ならではの浦霞の日本酒の数々と、塩竈ならではの新鮮な魚介類をはじめとする美味しい お料理の数々は、
飲みごたえ・食べ応えたっぷりのMENUでした!
冷製・前菜
× 日本酒
合鴨のソテイ
土佐酢仕立て
帆立のグリル 春野菜の
アスピックゼリー
鮮魚のフリッター マグロのほほ肉
タリアータ
しぼりたて
純米生酒
温製・前菜 × 日本酒 カルパッチョ × 日本酒 パスタ × 日本酒
春野菜の
バーニャカウダ
しぼりたて
純米生酒
本日の鮮魚
ギリシャ風
ピクルス添え
純米吟醸
浦霞禅
魚介類の
トマトソース
パスタ
純米酒
浦霞

魚料理 × 日本酒 肉料理 × 日本酒 ドルチェ × 日本酒
本日の鮮魚
塩竈藻塩仕立て
純米吟醸
浦霞禅
牛肉の
タリア―タ
木桶仕込み
山廃純米酒
浦霞貳百八拾號
手作りケーキ
季節のフルーツ
萩の白露


ブレアマリーナ:袴田シェフ美味しいお料理の数々有難うございました!
 

◆塩竈の台所・塩竈水産仲卸市場◆



翌朝6:30には、ホテルから仲卸市場へ向かい、
塩竈ならではの食材を楽しみました。
親潮と黒潮がぶつかる三陸沖は、
世界4大漁場とよばれるほど、
新鮮で豊富な種類の魚が獲れる海域。
『塩釜水産物仲卸市場』は、この三陸沖の魚をはじめ、
世界中から種類豊富な鮮魚があつまる塩釜港から
毎朝港で、取引される魚介類が、
360以上もの店舗にならぶ、
プロも御用達の、いわば地元の台所です。
塩竃港は、なんと生マグロの水揚げ量が全国一位!
新鮮で、かつ手頃なマグロが沢山出ています。
また、新鮮な貝や魚、海藻類、そしてなかなか
普段の食卓ではお目見えする事のない、鯨の珍味など
見ているだけでも、わくわく楽しいお買い物です。
 

これ!1本\70,000です!まず東京では手に入らない
破格の地元価格です。


 
市場内にある食堂では、\300でおみそ汁と
大きなどんぶりご飯を買い、市場内で好きに買った
食材を載せて、その場で食べる事が出来ます。
“生しらす”“ミル貝”“ほっき貝”“生マグロ”“ウニ”
“帆立”とあっという間に夢のような
豪華な海鮮丼の完成です!!!
本当にどれも美味しく、
朝からとても贅沢なひと時でした。

◆桂島見学・牡蠣棚視察◆




マリンゲート塩竃から市営汽船に乗り
いざ“桂島”へ向かいます。
日本三景松島に点在する浦戸諸島は
4 つの島からなっています。
桂島までは約30分、途中、海苔の漁場や
自然の中で長年削られてきた
岩肌の島がぽっこりと海に浮かんでいます。





(浦戸諸島開発総合センター
鈴木宏明氏)


いよいよ桂島に到着。
浦戸諸島開発総合センターの“鈴木さん”
牡蠣生産者で宮城県漁業士の“内海さん”
に、早速桂島の御案内をして頂きます。
(牡蠣養殖生産者
宮城県漁業士:内海信吉氏)


「牡蠣は酒毒を消す」と話す内海さん。
牡蠣は肝臓の働きを促す事が、そのように言われる
所以なのだとか。
牡蠣は生き物。心臓・血液もあり排泄物も出す。
牡蠣の身体の仕組み、殻の開け方のレクチャーを受けます。

牡蠣をきれいにするためのタンク。
保健所の厳しい検査のため、牡蠣はこのように
水でさらされ、きれいな状態で出荷されます。
牡蠣にも色々なタイプがあると内海さん。
ほっそりスリムちゃんもいれば、ぽっちゃりふくよかちゃんも。
それぞれの良さがあるとのこと。
どうしても素人はサイズにこだわり大きいものばかりを
探してしまうが、中身が小さい事もあるとの事。
選ぶときは、横から見た厚さも大事!
とアドバイスを頂きました。
 

牡蠣剥き小屋の中には、牡蠣を きれいにさらし、洗浄する場所が。 写真右は牡蠣棚で1年半育ったもの。 えらの(4枚のひだ)ところから 海水の中でプランクトンを取るのだとか。 山から地表に浸透し、雨が降り堆積し、 やがて順番に海へ流れる。そして牡蠣が沈殿したものを回収してくれる。 まさに自然界で繰り広げられる 壮大な食物連鎖。
美味しい牡蠣を食べたければ 海を汚してはいけないと、内海さんは おっしゃいました。 500mlの天ぷら油を捨てた場合 お風呂300杯の海水を注入しないと 1匹の魚が生きてはいけないのだそうです。 改めて、当たり前の事を しっかりときちんとやる事、 人間のエゴや思いあがりは 全てが、最後には自分達にかえってくる のだと、実感させられました。 なんてきれいな牡蠣なのでしょう!

1 年半物の牡蠣。人間で言えば 一番いい時(20〜30代) 5 年も経つと、80才くらいになってしまうんですって。こんな牡蠣をみたら、 絶対に、海を汚すまいと 心に誓わずにはいれません!
 
さあ、いよいよ牡蠣棚視察に船で出ます。
3 艘の船に分乗し、いざ牡蠣棚へ皆で向かいます。
普段は、一般観光客は入れない場所です。
大変に貴重な体験です!
(牡蠣棚の様子)

牡蠣は物にくっつく習性があり、 それを活かしたのがこの棚。 一度どこかにくっつくと、 そこにとどまり成長します。 ついた所などにより、成長の度合いが変わってきます。それはプランクトンの摂取の状況が変わるからだそうです。
本当に奥が深いです。


↓牡蠣棚から牡蠣を引き上げるところすごい大きな音とともにこのように列になった牡蠣が巻き上げられます。

こちら種牡蠣を作る漁場

貝殻を連ねております。種牡蠣は
1枚に30ぐらいがベストだそうで、多すぎる
場合は、ハンマーなどで落とすのだそうです。
一つ一つ本当に手間のかかる作業です。
桂島の様子
 

 
  内海さん・鈴木さん本当に有難うございました。
「桂島」の美しく豊かな自然、そして
一粒の牡蠣に、どんなに思いが込められ
作られているか、よく理解する事が出来ました。
 (左から;荻原さん・冨谷さん・佐浦社長)
 
2日間にわたりアテンドして下さった“浦霞”佐浦社長・そして事前のアレンジを現地にて行って下さった、
同蔵社員 冨谷様・荻原様に心から御礼申し上げます。
大変に充実した、素晴らしい旅を体験させていただきました。この歴史溢れる、自然豊かな塩竈の街、そして何よりそこにいらっしゃる温かい塩竈の方々のお人柄にふれ、どうか一日も早く、また活気溢れる街へ復興される事が
本会員全員の思いでございます。
微力ながら応援していきたいと思っております。

◆塩竈寿司の街・人気の寿司店“亀喜寿司”でランチタイム・解散◆
港町ならでは、塩竈にはお寿司屋さんが沢山あります。
その中でも佐浦社長ご推薦の人気寿司店「亀喜寿司」で頂く
ランチが旅のフィナーレです。
皆、楽しかった旅の話しに華を咲かせました。

本マグロをはじめ、塩竈港であがった
新鮮な魚の季節のにぎり寿司。
藻塩で頂くと、また魚の甘味が引き立ちました。


 
ご参加の皆様、そして塩竈の皆様、
本当に有難うございました。
<事務局及びこの件に関するお問い合わせ先>
日本酒イタリアン推進実行委員会 轄ハ食絢美内TEL: 03-3404-1707
E-mail:
sake@saishokukenbi.com
back

HOME
会社概要お問合せ